【私が保育士求人を探す理由】一般企業の「当たり前」が、保育士には「当たり前」じゃない?【後編】

前回、前々回と「保育園で当たり前と思われている驚愕の出来事」をご紹介してきました。
今日も引き続き、「こんなこともあった!」という出来事をご紹介します。保護者の方に関わる出来事もありますので、保育士さん以外でも、お子さんがいらっしゃる方などはぜひ読んでみてくださいね。

ちなみに・・・私も去年まで「もう辞めてやる!」と言いながら毎日通勤していましたが、今は、次の日の仕事がちょっと楽しみなほど居心地の良い職場を見つけました。良い求人に出会えて本当に良かったなあと思います。

一般企業の「当たり前」が、保育士には「当たり前」じゃない

一般企業の「当たり前」が、保育士には「当たり前」じゃない

保護者からの「ムチャブリ」へのストレス

いくら気を付けていても、子どもがケガしてしまったときには、その子の手当てをしながらも、精神的には追い込まれていきます。

気持ちがギリギリの状態でも、保護者からは容赦ないクレームが入ります。子どもたちの前で泣かないようにするのが精いっぱいで、子どもたちがいなくなってからは人知れず泣いてしまうこともあります。

保護者の多くは、大切な我が子を広い心で保育園に預けてくれます。しかし、無理難題ともいえる要望をしておいて、それにすべて応えることができないと「プロ失格よ!」と発狂したり、なかには殴りかかろうとしたりする保護者がいることも事実なのです。

口に出して言えませんが、保育士もまた人間なのです。

激高した保護者を見ながら、「親も大人になってよ…」と行き場のない怒りをため込むだけの日々です。

ほかには、なかなかお迎えが来ない子どもには、大量の事務仕事を残しながら「サービス残業」をしてまで子どもを預かることも珍しくありません。それにもかかわらず、両手に買い物袋を抱えていたり、汗をかいて気持ち悪いからといってシャワーを浴びてから迎えに来たり、なかには体調を崩した子どもを保育園に預けて自分は遊びに出てしまったりする保護者が意外に多いものです。保育園から子どもの体調について連絡を入れても、留守電に伝言を残すだけの現状に、「なんで保育士だけが必死にやっているんだろう…」と、具合悪くてつらそうな子どもを見ながら虚しさだけがこみ上げてくることもあります。

ガッカリする「給料日」

社会人として誰もが楽しみにしている日は、給料日ではないでしょうか。

しかし、保育士として給料日を迎えて、「待ちに待った給料日!うれしい!」と思ったことは、たった一度もないのです。

明細を見る度に「たったこれだけ…?」と心の声が口に出てしまい、後ろに園長先生が立っていたのに気づいてゾッとしたことがあります。

実家暮らしの保育士であれば、多少の貯金もできるかもしれません。しかし、一人暮らしを始めてからは、ワーキングプアまっしぐらでした。

周囲の友達は、重ねた年齢に合わせて給料も増え、新しい服や旅行の写真をSNSにあげているのに、保育士を何年続けても「生活すること」だけで限界でした。

新しい服を買うことはもちろん、貯金にさえお金を回すことができずに、「保育士になりたい!」と決意した学生時代を後悔し、取り返しのつかないことをしたと思うことしかできないのです。

もちろん、子どもたちとの触れ合いは、保育士にとってかけがえのない時間です。けれども、周りの人たちに保育士の様子を話すときは、「保育士には将来も給料もない」、「後悔するから、絶対に選んではダメ!」と強い口調になってしまいます。

保育士という仕事に自信が持てない自分が情けなく、今まで一緒に生活してきた多くの子どもたちの顔を思い浮かべては、「ごめんなさい」と謝りたい気持ちもありました。

理解してもらえない心身の疲労と戦いながら、通勤の電車に揺られながら「保育士なんて絶対に辞めてやる!」と心に誓います。そのときに、意外な私の支えになったのが「保育士求人のサイト」をチェックすることでした。

そういう今日も、心身の限界を超えながら、保育士を続けている私ですが、保育士は国家資格であり、専門職なのです。「子どもと遊ぶ仕事」と思っている人も少なくなく、転職が難しいのも残念ながら事実なのです。

難しいとはいえ、少しでも人間関係がクリーンな保育園はあるか、残業が少なく休暇が取れるような待遇のいい保育園はあるかと、保育士から保育士への転職活動を続けているのです。

筆者

長野県で保育士をしています。40代、まだまだ現役保育士として頑張ります!

まとめ

大人の空気を、大人が思っている以上に敏感に察してしまうのが子どもです。アワアワしている大人が接するだけで、子どもも一緒にテンパってしまいます。実際に、私の子どももそうなりました。

不満が高まると、どうしても「政府が悪い」、「ブラックな保育園が悪い」など、犯人捜しをしてしまいがちです。しかし、犯人は誰でもかまいませんので、これ以上保育士たちを追い詰めるのに、終止符を打ちませんか?

子どもたちが楽しく保育園で過ごせるように、さらには全国40万人の保育士たちの職場環境が、少しでもよくなることを願うばかりです。

【私が保育士求人を探す理由】一般企業の「当たり前」が、保育士には「当たり前」じゃない?【後編】